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趣味と目薬とワタシ。

  • スタッフ日記

趣味は何ですか?と聞かれたら
昔から「映画鑑賞と読書」と答えている。
面白味のない返答ではあるが、
以前は間違いなく趣味と言い切れる位、観たし読んだ。
映画ファンには受けがあまりよろしくない
ハリウッド超大作!とか、全米が泣いた!とかに弱い。
要は単純なのである。

それが最近は趣味と言えるほど映画も観なければ本も読まない。
なぜなら、目がシパシパするのである。
大事なことでは無いが、もう一度言おう。
目がシパシパするのである。

いつの間にかぼくーらもー、若いつもりがー年をとったー
と、口ずさむ歌すら古い40代。
来年には年号も変わるだなんて、昭和~平成~〇〇と
何だか凄い長生きしているみたいじゃないか。
新入社員の親の年齢を聞いて驚愕し、
Win10の操作にアタフタし、マジ卍の意味を検索してしまう
そんな私が目薬片手に、最近読んだ中で面白かった本の紹介。

 

だいぶ前にキャッチコピーに惹かれて買ったものだが
簡単に説明すると、「スーパードライ」で首位を取りながらも、
30年間それ以外のヒット商品が無かった
アサヒビールの復活劇を描いたもの。

この本で印象に残ったエピソードがある。
平野社長は早稲田大学在学中、
東日本大学拳法リーグで準優勝を果たす。
団体戦は7人制で行うが、部員はギリギリの7人しか居らず
準決勝までの6試合すべてを4勝3敗で勝ち抜き、3人は6敗
平野社長を含む4人が6勝という偏ったチームでの決勝戦
勝つ筈の一人が引き分けてしまい勝利の方程式が崩れ優勝を逃す。

「相手は30人もの部員がいて、試合ごとに日替わりのヒーローが誕生していました。
対する早稲田は決められたヒーローで戦っていた。これでは層の厚いチームには勝てない。
この時の経験は、経営者となった今でも私の組織論として生きています。
日替わりのヒーロー、ヒロインがでる組織をつくっていくことが重要。
少数精鋭で勝とうとするのは傲慢な考え方であり、スーパーヒーローはいらない。
あの日負けたから、そう強く思えるのです。」
平野社長の言葉である。

うちの社長が以前
「現状に満足した瞬間から、人も会社も衰退する。」
と言ったことがある。

「スーパードライ」という超ヒット商品が出来るまで負けながら強くなり、
「スーパードライ」というモンスター商品が出来たばかりに勝ちながら弱くなってしまった
そんな自分たちを奮い立たせ、改革に挑む。
業界トップであっても、苦悩しながら前へ進んでいるのだ。
40代だから仕方がないなんて言ってる場合ではない。

化粧水パックをしながら、本を読む。
私の肌に奇跡の兆しはまったく見えないが
今日がダメでも、明日のヒロインにはなれるかもしれない。

 

 

 

 

そう安西先生が私に語りかけるのだ。

 

総務部 林 仁香

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